留学先・留学プログラムの決め方
ここでは留学先・留学プログラムを選んでいく際のいくつかのチェックポイントについて考えてみましょう。イメージや雰囲気、印象だけで留学先を決めるのは留学の成功に繋がらないといえます。ある程度目的、条件に沿った絞込みをして留学先を選定されるべきでしょう。
具体的な学校選びの前の留意点
1.目的を無視した安易な予算中心のプログラム選びは危険
留学に赴く目的が語学の研修か、あるいは正規留学か、さらには滞在そのものを目的とした生活体験の実現にあるかは、留学生個々の選択の問題といえるでしょう。いずれの形であっても、その目的にあった留学プランに沿った学校選びをはじめとしたプラン作りが必要となります。語学の習得や、上級学校への進学のための英検スコアーの取得が目的の留学生が、就労が半ば目的の留学生が多く集まるいわゆる低予算型の留学先を、ただ経費が安いという理由のみで選ぶとすれば、それは明らかに間違った選択方法と言えます。ここでで留学先・留学プログラムを選んでいく際のいくつかのチェックポイントについて考えてみましょう。
2.低予算校の留学プランは生活体験中心のプラン
低予算校には低プログラム料なりの背景・理由がある場合が多い
低予算校の教師に非常勤が多いことは、人件費を抑える意味からも当然のことといえます。非常勤の講師だからといっても、中には優秀な評判の良い教師も当然いると思われますが、一般論として、教師の質的問題についてはそれほど質のよい状態は期待できないと考えるべきでしょう。留学に対する価値観の多様化している今日、我々は生活体験派の留学、海外渡航を否定はしません。今日的観点からすれば、広い意味での留学の範ちゅうに生活体験が主たる目的の海外渡航があっても良いのではと思います。ただし、@過度のアルバイト収入の予算化、A英語力無視などは注意する必要があると思います。外国という異文化環境でただひたすら生活に困窮していたのではせっかくの生活体験を積み上げるという本来の目的が失われてしまうでしょう。
3.低予算プログラムを探すのなら
語学研修等をはじめとする留学プログラムの主催者・学校のチェックを
アメリカの場合
あえて低予算プログラムを探すのであれば、そのプログラムの主催団体に注目する方法が考えられます。比較的アメリカのプログラムに多いのですがミッション系の団体、あるいはNPO(非営利団体:これもキリスト教系団体の場合が多い)により主催された、ボランティアとも連携した留学生のためのプログラムもあります。
今回ご紹介するプログラムはいずれも多かれ少なかれその流れのなかにあるプログラムになります。
欧米各国において、キリスト教は社会の隅々に定着しており、宗教団体主催の特殊なプログラムというような色彩は全くといってありません。実際に参加資格の中に、クリスチャンであるような条件はありませんし、宗教活動への参加の義務と言ったものはありません。ただ、滞在先のホームステイファミリーがクリスチャン・ホームの場合、アメリカ文化の中での典型的クリスチャン・ホームを体験することは、アメリカの文化の本質を学ぶことにもつながり有意義なものとなるでしょう。このように低予算プログラムであっても、性格的に異なるプログラムもあり、注意が必要となります。
イギリスの場合
イギリスの場合、実際長期にわたり一部のヨーロッパ系の学生に取り、良くも悪くも、条件の良い労働の場所だった背景があります。そういった歴史的背景も踏まえ、多くの学校が
アカデミックイヤープログラムを採用しています。留学の目的が明確に生活体験にあるのであれば、そのような選択の基準もあると思います。但し大事なのは、学校は単に英語の研修の場という意味だけでなく留学期間中の皆さんの留学生活の拠点だと言う認識を持っていただくことです。学校の(質・内容)にはこだわりを持って選択してください。一定の条件はあるものの、
BC公認校の中にも、年間授業料が20万円以下のものもあります。
4.授業内容が、コミュニケーション中心かアカデミック・パーパス中心か
授業内容が、上級学校進学のためのTOEFLや、IELTSのスコアー・バンド(IELTSの場合で、グレードを指す)の獲得を目指して構成されているものは、意外に多いといえます。実際は、コミュニケーション能力を伸ばしたいと考えている語学留学生も多くて、その場合、学校選びとカリキュラム内容がミスマッチとなることがよくあります。当然その逆のケースもあるわけで、慎重に確認する必要がある点です。「英検対策のコースがあるから」、「一般英語ならば」、と考えがちですが、会話学校なのか、語学学校なのか、ということに留意してください。
5.短期留学生対応の学校か長期留学生対応の学校か
学校の性格分けとして、短期留学生向けに運営されているか、長期留学生向けに運営されているかを見極めることも大事なことになります。何故かと言うと、短期留学生対応型の学校の場合、12週間程度の単位でカリキュラムが編成されていることが多く、クラス分けも細分化されていない場合があるからです。
6.就労可能な国へ留学し、かつ予算上アルバイトが必要な場合は午前クラスへ
できるだけ午前クラスに入学したほうが良いようです。留学生活のリズムの基本はデイ・タイムでしょうから、生活のリズムが出来上がるまでは朝から学校というパターンがよいでしょう。アルバイト(求人)は午後もしくは夕方に多いと思われます。色々な活動も午後中心になるでしょう。従って最初は午前コースに在籍しておくべきなのです。空席待ちで他のコースを履修しながらウエイティングを進められるケースも多いですが、結果的にコース変更ができないことが多いようです。
7.アルバイトで留学生活の予算上の補填を考えている方はできるだけ中心部で
留学経費の補填を考えてアルバイトを余儀なくされる場合交通費等を考え、住居、学校、アルバイト先が隣接しているケースが望ましいでしょう。また特に、イギリスに留学される方は、仮にアルバイトを多少とも考えるのであれば、地方・郊外は不可と考えていた方が賢明です。何故かというと、イギリスではロンドンへの一極集中が大きく、郊外は本当に郊外で語学力の堪能でない日本人留学生を対象とするようなアルバイトを探すことは困難といえるからです。
また地方には国立大学も多く、日本人留学生を恒常的に雇用する労働需要もないと思われます。
5.英語以外のコースを数多く併設している学校はよく確認の上
現在、留学に対する考え方の多様化に伴い、単なる語学研修に飽き足らず、プラスアルファーの留学を夢見る方が増えています。しかし冷静に考えれば、一部「併設コースは併設コース」という側面が否定できないものも存在しています。現実に、非常に多様なコースを併設し、それなりに人気のある学校の場合でも、地元では専門学校としての評価は低く、実際にはそれらのコースすべてが開設されてはいないケースもあります。
一般に、専門コースへの参加には、かなりの英語力と基礎学力が課せられる場合が多く、1年程度の語学留学では参加資格が得られないこともあります。これが、トラブルが表面化しない一因となっている、といった皮肉な側面もあるようです。専門学校への留学をお考えの方が多いようですが、英語力、専門領域の学習履歴、職歴等、意外にハードルは高いということを認識下さい。 以上このページでは留学先を選ぶの場合の7つの注意すべき点を挙げましたが、さらに更に個々の条件を加味して頂けるとよいでしょう。→